| 結構いい感じなトコロ | ZXの・・・ | ぶっちゃけダメなトコロ |
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上まで回せばまさにカッ飛び2st。4stみたいな力強い加速じゃなくて、キィィィン!って感じの軽い加速です。 メジャーなバイクと比べるとすると、Dトラッカー(カワサキのモタード系バイク 250ccで29PS)のフル加速とだいたい同じです。 150ccという排気量から考えるならば、カッ飛び加速と言ってもいいのではないでしょうか? 乗り味としては、一言で表現出来ます。 楽しい!面白い!何て言うのだろう?走るためのバイクそのものっていう感じ。乗ってみた人だけが理解出来る感覚かもしれません。 昔の峠小僧時代の人達が、私のバイクを見て「楽しいでしょう?」と聞いてくるのが、やっとわかりましたね。 とにかく、ブチ回してブチ回してブチ回し続ける、そんな気にさせるエンジン。それが出来るエンジンです。 然るべき所であれば、存分にスロットル全開を楽しめます。 昨今のスーパースポーツだと、下手に全開しようものなら、数秒であり得ない速度に達しますし(例えば'05GSX-R1000は静止スタートから7秒で200km/hを超える事が可能)、エンジンパワーだけでウイリーしますし、そこらへん考えますと絶妙に身の丈に合った(道路事情に合った)エンジンと言えます。250、400ccの中型フルカウルスポーツが異常に少ない現状から考えて、エンジンパワーを使い切る事が出来る数少ない選択ではないでしょうか? そこらへん考慮して、エンジンはブチ回して使い切ってナンボでしょ、って方には力の限りオススメします。 えーっと。公道では一応、制限速度を守りましょう。一応。 |
エンジン 馬力 トルク |
一言で言うと扱い難いわがままエンジン。 いい感じなトコロで挙げた点は、そのまま欠点になります。 コイツでは街中は走れない。というかだんだん走りたくなくなります。 なぜなら、低回転時のトルクは無い。無いったら無い。トロトロ運転の目の前のクルマに殺意を抱くくらいにありません。 ですから、都市部での雑用にはカブなどの別のバイクを用意するのが賢明でしょう。TPOに応じてバイクを選ぶなら、こいつは峠・ツーリング専用機です。 繰り返しますが、街中でコイツの美味しいトコロ(最大トルクを出す回転域、所謂パワーバンド)は、高架や長い橋くらいでしか使えませんので街乗りには適しません。無理に使おうとすると・・・危険ですし、きっと捕まると思います。それでも回してしまうのですが。やはり街中で走る物ではありませんね。 また、これはZX150に限らず、2st特有の性質ですが、峠やツーリングにおいては高回転維持が必須です。 このバイクは7000rpm近辺にでっかいトルク谷があるので、そこに落としてしまうと加速出来ず、登り坂で後続車(主にバイク)に煽られます。 パッパッパッと考えられる限り素早いギアチェンジをし続けて常にパワーバンドから外さないようにしなきゃ乗れないのです。 上り坂で前方のクルマを抜きにかかる時でしたら、トルクフルな4st(比較体験:CB400スーパーボルドール ホンダのスポーツハーフカウルバイク 400ccで53PS)では、馬力もありますし、適当にスロットルさえ開ければなかなかの加速をしてくれますが、 とにかくトルクの無いZXでは2段程度蹴り落とさないとクイックに抜けません。 本気ダッシュする際も、9000rpmぐらいのクラッチミートとなります。加速でフロントを浮かせる事も可能です。 原付レーサー(NチビとかアプRS125とか)とかとそこら辺(走り方)は同じです。 |
| 比較的高速のワインディング、実際の道で例えると周山街道堀越峠(R162の京都と福井の境)やR173天王峠(大阪北端)であれば、大型車だと上手な人でない限り高回転域維持・マシン速度の限界近辺維持は難しいらしいのですが、このバイクではエンジンを使い切ることが可能です。馬力が小さくて軽いですから。逆に言えば、全開でもその程度って事です。立ち上がりからずーっと9000回転超えです。新しいエンジンなら10500回転ぐらいにはなります。無論低速コーナーでも楽しいです。 |
その他の 走行性 |
サーモスタットが無いので、峠と都市部を同じセッティング(ラジエター露出度)では走りたくありません。運悪く事故渋滞に遭いますと温度が凄く上がります。もちろん、街中でのセットにすればいいのですが、ファンが無いのでほっといても温度が上がります。もう二度と真夏の梅田(大阪の中心部)にはこのバイクでは行きたくありません。すり抜けしまくれば問題は無いのですが、あまり面白くないし危ないですし・・・ |
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スマートでクールで(以下思いつく限りの美辞麗句)なバイクです。 GooBikeで調べて、JRで旅して店行ってこいつのツラ拝んで、惚れました。150ccにしてはボリュームがあります。NSR150SPとサイズ的にはそんなに変りませんが、CBR125、CBR150よりは明らかに大きなカウルです。ライムグリーンの場合はカラーがキャンディライムなので、ZX-12Rと同じ色です。とある人は見た瞬間、その一瞬だけ12R?と思ったそうです。すぐに「なんか小さい?」と思ったそうですが。 タイカワサキの他のKRRに比べて、ZXはカウルが大きめです。高速走行時は楽です。ふわわ`出した時もしっかり風防が機能してくれました。もちろんタンクにへばりついてましたが。 |
スタイル カウル |
スイングアームが細くて、なんか排気量相応って感じがします。スイングアームだけでなく、実はフレームと車体幅も細いです。カウルで大きく見せているだけです。ですがまあ気にならないコトにしましょう。150ccにそこまで求めるのは酷です。 あとリアフェンダーがすごく野暮ったいです。 純正ではカブみたいな蕎麦屋ステップなのもなんだかなぁ、って気がします。 でもこれらは解消可能。 カウルの精度が悪いのはどうしようもありません。割と力ずくで締めたりします。ここら辺は我慢してます。 |
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軽快。シフトだってスコスコ入ります。ニュートラルに入り難い、とかそんなのは特にありません。 1速はカワサキ特有?と言われたりもする「ガシャコン!」と音が鳴る事もありますが、たぶんチェンジのやり方に因ると思います。他は特筆事項無し。 |
駆動系 タイヤ シフトフィール チェーン |
タイヤは細いです。太いタイヤが好まれるお国柄ですので、ちとアンバランス。前90の後ろ110。後輪ですらバリオスの前輪と同じ。 NSR150SPよりも細いです。(後輪120) ※追加 フェンダーレス加工したら、その細さがもっと際立ちます。 純正はノンシールなので、チェーンはすぐに伸びます。こまめに張り調整するべし。 もしも新車買って日が浅い方は、すぐにシールチェーンに換えて下さい。力の限りにオススメします。 また空気が抜け易いので、頻繁に空気圧チェックしなきゃダメです。どうしてもあまりにも抜け易い場合は、粗悪なチューブが入っている可能性がありますので、日本製の強化チューブを入れましょう。あるいはチューブレス化とか。 |
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すいすい曲がります。 もっと適した表現は、よく言われる「ヒラヒラ」ですね。軽やかに駆けます。 車重も正味140kg以下と非常に軽量なので、少々筋力に自信がなくとも大丈夫かと思われます。 ハンドル切れ角は大きい方ではないでしょうか? |
操縦性 |
高速走行だと少々不安になる事もあります。横風に煽られるのはカウル付きの宿命ですが。 ブレーキはどうなんでしょ?フロントはあんまり効かないような。 ステアリングダンパーはありません。別に高速走行時にブレたりしないので要りませんけれど。 |
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ポジションは純正ではそんなに前傾ではありません。楽チンです。 ほとんどバーハンドルのポジションに近いようなセパハンです。 RVFのような純スポーツ仕様にしたいのなら、トップブリッジ下にセパハンを付けて下さい。ただし、大規模な改造となります。 |
ポジション 乗り心地 |
乗り心地・・・レプリカな感じです。後ろに人がマトモに乗れるかどうか不明。 ロードレーサー(競技志向自転車)からすれば天国ですけれど。 サスは固い(減衰率低い?)です。ギャップでケツ浮きます。しっかりニーグリップしてないと凄く浮きます。 人によっては首や腰が痛くなるかもしれません。鍛えましょう。 |
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普通のフルカウルってトコでしょうか? 単気筒なので同調とか要りませんし、プラグも一本ですし、経済的で簡単。 日本車のようにパーツメーカーからのパーツ供給がほとんどありませんので、自作やら応用に強く?なるかも。 |
メンテ性 耐久性 |
部品の供給についてはかなり悪いのではないでしょうか?ホンダのCB400SFみたいな国内のとてもメジャーなバイクで、メンテもカスタムもボルトオン品などが揃っているバイクとは雲泥の差です。タイカワサキ、あるいはカワサキの専門店によるサポートは必須です。珍しいバイクのため、店によっては断られます。定番と言われるレッドバロンパーツ取り寄せが出来ません。 あと一つだけ最悪の持病があります。人によっては、タコメーターケーブルが3000km程度で切れてしまいます。どうやらタコメーターケーブルのレイアウトが悪いようです。他車種からの流用も出来ませんし。 |
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メーターパネルのトップギアインジケーターは、そこらへんがスポーツ車の風格がありそうです。便利。 外車なので最初からライトON/OFFスイッチ有り。なので暖機中とかはライトを消せます。 |
電装系 |
ヘッドライト・メーターが暗いです。夜間ツーリングは怖いから嫌です。 最近はみんな二灯式ヘッドライトなのに一灯式。個人的にはそこは特に不満ではありませんが。 |
無し!! |
積載性 |
積載性ですか? ありません。 付属の車載工具と携帯と免許証等のカード入れを入れたら他には何も入りません。財布すらも入りません。 ポケットの付いている服や、バックパック・ヒップバッグを身に付けるのならいいのですが、革ツナギを着てしまうと、ツーリング時にはタンクバックは必須となります。 |
| 走り目的にしてはいいと思います。リッター20km近辺。思いっきりブン回すと18km/Lを下回ります。峠区間のみだともっともっと下回ります。 |
燃費 航続性能 |
タンク小さいので、航続距離が160kmくらいです。そっからリザーブ使っても200行くかどうか? 軽排気量なので我慢です。 |
| 走りの楽しさを追求して、なおかつ大排気量の大馬力スーパースポーツじゃなくて中レプがいいんだ!って人には最高とは言わないけれど(最高はNSRやらTZRやらガンマやらZXRやらRVFやらCBRかと)、オススメ出来るバイクの一つです。試乗ではわからないと思いますが、買って慣らして峠でかっ飛ばすとわかります。中途半端な排気量もなかなかいいもんだと思います。レアさに惹かれる人は何も考えずに買って下さい。それを除いてもいいバイクだとは思うんですけどね。 | 総評 | 街乗り、買い物、通勤通学、ツーリング、サーキットetc・・・全部を一台でこなすのはやめた方が良いかと。たぶん悪いところが際立ちます。また、2stのピーキーさがどうしても気に入らない人は「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」かも。かっタルくて仕方ないと思います。トルクの太い4stを選ぶべきでしょう。また、やはり最大のネックはカスタム・整備性・保守性の悪さです。 自信の無い方、カワサキ系の店が近くに全く無い方はちょっと厳しいかもしれません。ボルトオンカスタムも数点しか存在しません。 |

総評として、買って良かった、そしてこのバイクを乗り回しまくって良かったと思います。ホンダ車とかに乗ってる人からしたら、20000kmも耐えられないエンジン(ガスケットですが)と、パーツ不足による廃車は信じられないかもしれません。手もかかりましたし、そのくせ改造パーツ販売はありません。
しかし2stの「らしさ」とか、軽量軽排気量車の「必死さ」とかはこういうバイクじゃないと味わえないと思います。もうとにかくフル加速しまくりましたし。常にフル加速でもしなきゃ周山走ってる、SSを始めとする大型バイクをブチ抜けor追い付けません。「流している」感丸出しの大型バイクを抜くのには、パワーバンドから一秒だってハズしません。堀越峠を全開でYZF-R1を追いかけている時なんぞ、YZF-R1はあからさまに「ゆっくり流している」感じですが、ZX150は8500回転を下回らないド本気。というか9500〜10000回転近辺です。最大トルクと最大出力の間の回転数で。巡航ですら気合を入れなきゃダメなバイクでした。
そりゃコーナーリングで「使い切る」なんて言われたら、まだまだ全然なのかも知れません。けれど素人の私からしたら、エンジンの「本気加速」、コーナー立ち上がりに向けての「スロットル開度」、それと「必死さ」においては、十二分に使い切れました。
4st250ccのスポーツネイキッド、バリオス2で長距離ツーリングをしましたが、車の後ろについてもストレスが溜まらない、適当に開けても加速するエンジン(大型からしたらバリオスですら遅いのですが)、スムーズなシフトフィール、どれもKRRよりは高次元だと思いました。KRRなんか酷かったですからね・・・車の後なんぞについてたら、ストレスが恐ろしい勢いで溜まります。何しろパワーバンドから外れたりしますから。適切なギアが無いんですよね、40km/h〜60km/hで一定速度走行をする事が非常に多い自動車の後ろなんかでは、「異様な高回転か、パワーバンド下でヘロヘロ進むか」の二択ですから。「そんな速度で走るんじゃねーよ、さっさとフル加速してパワーバンドに突っ込め、一定速度になっていいのは最高速度の時だけだ!!」と、KRRが強烈に主張するのです。そもそもこのバイクは8000回転〜10500回転という狭い回転域でのみ走るバイクですから。そりゃ、適切なギアもクソもありません。ギアが10枚あったって無理でしょう。
だが、それがいい。それでこそ2st。チンタラ一定速度で走るバイクではないのですよ。フル加速かブレーキングかコーナーリングか、それ以外はやらなくていいのです。バイクの余裕の無さ加減がライダーにまで感染して、先行車の後ろでパワーバンドから外れ、「フル加速してくれ!」「応よ!」と。車の少ない周山とそのフィナーレの堀越でのみ、存分に羽を伸ばし、思いっきりパワーバンドにブチ込みまくれましたね。・・・次は余裕のあるバイクにしないと、いつか赤切符貰ってしまいますね。SSの性能持て余しな速度超過でなく、バイクとライダー双方のフル加速要求を無視出来ないための速度超過で。

上の写真は私が見た最後のZXの姿です。たぶんもうZXにはお目にかかる事はないでしょう。どうだ、死んで尚オーラ出てるだろ。ピカピカだ。それ故にピストンの致命傷がエグいですがね・・・
2stが消えてしまう前にこのバイクに乗れて良かったと思います。すげえ楽しかった。次は・・・お楽しみに。今度もまた「楽しさ」優先で。